優秀な外務員

外「Aさん白金を買いましょう!今後あーだこーだ、移動平均やらRSIなんちゃらかんちゃらでとにかく買いましょう」
客A「分かりました。買います!」
外「Bさん白金を売りましょう!今後あーだこーだ、ボリンジャーやらモメンタムなんちゃらかんちゃらでとにかく売りましょう」
客B「分かりました。売ります!」
数日後…白金相場は急騰した。
外「Aさん利食いをしましょう。かなりの利益を出しているのでここは勝ち逃げです!」
客A「もちろん利食います!外務員さんありがとうございます!」
外「Bさん資金を守るためにも難平するか両建てしましょう」
客B「もう損切して様子見します。」
外「Aさん今度は売りましょう。先日の高値はもう抜けませんよ。先日の取った利益も入れて勝ちに行きませんか?
勝算はあります!あーだこーだうんちゃらかんちゃら…つまり売りと言うことです!」
客A「売ります!」
数日後…白金相場は先日の高値を大きく上抜け急騰した。
外「Aさん資金を守るためにも難平するか両建てしましょう」
客A「難平します。」
さらに白金相場は急騰した。
外「Aさん両建てしましょう」
客A「追加資金もないし両建てしか策はない。しょうがないな。」
-fin-

あとがき
白金の価格が上がろうが下がろうがどうでもいい。
外務員にとっては手数料が全て。
取引させた者勝ちの世界。
そうこの外務員は会社に取って「優秀な外務員」なのだ。