利食いの難しさ
- 2018.12.31
- 小噺
玄人であればあるほど「利食い」の難しさを痛感していることが実情ではないだろうか。
「損切」の方が比べるまでもなく遥かに楽だ。
こいつ何言ってるの?と思われた方は失礼だが経験も相場に対する姿勢も浅はかと言わざるを得ない。
実例としてガソリンDを、このシステムでは10月15日67930円で売り仕掛け、12月28日47190円決済。
値幅20740円 利益金1,037,000円となった。
ここで皆様に問いたい。この玉を2か月以上持っていられますか?と。
否、確実にどこかで決済をしてしまい、ひどい人は逆張りの買いを入れる始末だろう。
利益金が30万円(6000円幅)を超えたあたりから、早く利食いたいと思っていた。
日によっては、値洗い金50万だったものが35万になったりとして、昨日利食いをしておけばよかったと思う日もある。
損をしているわけではないのだが、損をしたかのような何とも言えぬ感覚。
決済のサインが一向に出ずシステムを信じ続けこのような日々を繰り返し2か月以上保持し、2万円もの値幅(100万)を抜くことが出来た。
つまり「利の恐怖」に耐え続けたのだ。
なぜ耐えれるかと言えば、それは徹底的に自分を殺し精神面を鍛えあげ機械になりきっているからだ。
本当に馬鹿の一つ覚えでやっている。
個人的な持論だが、指標や傾き、過去の動きなど勉強するのもいいが、それ以上に大事なのは精神を鍛える事だと思う。
「利の恐怖」に耐えれる精神を持たなければ大勝は出来ないのでは?と思う。今年はそれを改めて思い知らされた年となった。
来年も決まっている。今年と同じようにやるべきことを徹底的してやるだけ。ただそれだけ。